技術提案書(課題に対する提案①、②) (様式 12)-2
②施設整備の方針について
屋上 緑化 屋上 緑化
自然通風
WC
WC 小 3 年
英語教室
廊下 廊下
小 4 年 中 1 年
外周路
<長手廊下部分> <普通教室部分>
WC
WC
水場 デン
水場 ベンチ
OS HB
準備室 中 2 年
特別支援 (小)
HB
WC 見通しのよさ 小さな子に安全でも、 大きな子には危ない︕
椅子は足掛けがある と、 小さな子でも座り やすい
ゆったりとした階段は全 ての子にやさしい
オープン スペース (OS)
ホーム ベース (HB)
テラス
普通教室 普通教室
ロッカー+ 掲示板
黒板+下部収納
教師用収納
黒板+ 掲示板
ロッカー
カウンター+ 下部上着掛け
木製パーティション 木製パーティション
収納
掲示板+
収納(低学年は下足箱)
黒板+下部収納 収納 OS
普通教室 普通教室 水場
水場 ベンチ
多目的教室
WC WC
普通教室
教材
多目的教室 :
少人数学習、 グループ学 習、 アクティブラーニングなど 多様な学習に対応。 将来 的に普通教室にも転用可
オープンスペース(OS):
収納、 掲示板を設えた学 習 ・ 展示スペース。 ホーム ベースに転用可能
デン、 ベンチ :
児童、 生徒の居場所
収納
体育館棟 特別教室棟
仮
多目的棟
段階的な開放
普通教室・管理棟
地域ラウンジ
メディア ランチ
セキュリティ セキュリティ
屋内運動場
和室家庭科準備 ランチルーム 地域交流 ラウンジ
メディアセンター
EV 昇降口 PTA
会議 WC
配膳 書庫
中庭-2 中庭-1
準
備 理科
地域開放 出入口 地域
開放 出入口
管理扉
管理扉 <屋内運動場棟>
1F
1F
<特別教室棟>
<普通教室・管理棟> <ふれあい棟>
マンホール トイレへ
和室家庭科準備 ランチルーム 地域交流
ラウンジ
メディアセンター
EV PTA WC
書庫 避難時
出入口
管理扉
管理扉 <特別教室棟> <ふれあい棟>
1. 1.
1. 2.
2.
※管理扉1と2の 開け閉めで、 北側3棟の
開放範囲を調整可能 屋内運動場
<屋内運動場棟>
1. 1.
2. ※早期再開すべき
学校エリアと 明確に区分け
■
地域開放しやすい校舎ゾーニング
1.
開かれた施設、そのための
「セキュリティ」
①地域開放しやすいゾーニング︓屋内運動場、 特別教室など
開放エリアを設定しやすい。 管理区域の明確化+段階的な開
放を容易にします。
②外来者チェック︓出入口明確化+視認性=管理ゾーンから地
域開放時の入退が把握しやすい位置関係
③地域交流ラウンジ︓ランチルームに隣接配置。 子育て世代の
サークルや地域のイベント、ギャラリーなど地域活動の拠点に
■
災害時にも安心できる学校
1. 地震に強い
構造設計
震度 7 クラスの地震でも機能確保できる構造計画。 非構造部材 (天井 ・ 設備機器 ・ 家具)の耐震性能は配慮すべき重要項目
2. 災害時の
避難施設
として
屋内運動場を中心として効率的に防災拠点機能を集約します。 多様な年齢層 ( 身障者、 高齢者や乳児、 伝染性疾患 ) を受 け入れるために、 1F の特別教室(ランチルーム、 家庭科室、 和 室等)も避難施設として開放することを想定します。
①セキュリティ管理︓避難時の出入を 「地域交流ラウンジ」 出
入口に限定、 昇降口と切り離し、 学校の早期再開を可能に。 ②避難施設として有効な諸設備︓マンホールトイレ、 その近く
にソーラーライト。 雨水貯留施設等を整備します。
■
自由で活発な活動を支える快適な室内環境
1. 多様な学習内容・学習形態に対応できる
教室廻り
1)南向きの普通教室 「CR」 + オープンスペース 「OS」
①学習空間(クラスルーム)︓教師が環境を整える高機能 ・ 多機能な 魅力ある 「学習」 環境づくり
②生活空間(オープンスペース)︓子どもたち自身でつくり込める 温かみの ある落ち着いた 「生活」 環境づくり
教室に併設するオープンスペースは、 ホームベースへの転用を想定
2.
アクティブラーニング
を促す教育環境づくり
1)主体的 ・ 協働的な子どもを育てる環境
相手の話を聞き、 自分の考えをしっかり伝えることのできる力が育つよ うに、学びやすい教室のしつらえとともに、友とふれあえる 「アルコーブ」
など、 校舎内に多様な居場所をつくります。
2)いつでも、 どこでも学べるICT環境
高機能化、 校内LANの整備など、 子どもたちの情報活用能力
の育成を図ります。 「メディアセンター」 や 「教科メディアスペー
ス(MS)」 など、 情報を活用しやすい環境を整備します。
3)ICTに対応した高機能な普通教室
机周りに子どもたちの荷物を置かなくて済む環境。 教室前面の設備・ 収納整備(現状教室の実態調査を実施+今後の与見により立案)
3. 優しさと笑顔のもととなる
心地よい空間
をつくる
1)柔らかで温かみのある , 調湿効果も ある内部空間の木質化
子どもたちが触れる壁 , 床や家具などに木を多 用し、 見た目も温かみのある環境をつくります。
2)日照 , 採光 , 通風等に配慮した環境
・ 冬に陽のあたる暖かい教室。 夏場はカーテンを
閉めなくて済み、 明るさとともにさわやかな風,景色を楽しめる教室。 ・ハイサイドライトや中庭など自然光を制御して、 共用部にも積極的に採光。 ・中間期の自然通風システム(屋外の気温、湿度、風速などを感知し作動) ・ 空間に応じた効率的な空調システム。CO2 の削減効果をモニターで確認
できるなど、 子どもたちのエコ意識を促す 「見える化」 を行います。
■
年齢・体格差、健康、バリアフリーなどへの配慮
1. 年齢に応じた
生活圏
と
共有空間のゆとり
1)学年固有空間と共用空間、 それぞれの使いやすさ
小学低中高、 中学生の教育課程や学習活動の相違に応じた、 大
まかな生活圏の確立に配慮します。 特に、 小さな子どもが安心して 学び遊べる環境を各学年の教室廻りに用意します。 一方、 共同利 用の多い特別教室などにおいては、 掲示板など発表の場にゆとりを持 たせる、 見通しの良い安全性の高い廊下などに配慮します。
2)危険個所の排除
①集中動線は特に気を配り、 十分な階段幅員や踊り場、 ところどころ
にアルコーブ状の退避ゾーン設置など、 体格の異なる子どもたちの
共有の仕方に配慮します。
②出会い頭の衝突防止のために、 廊下の曲がり角を隅み切りするなど、
危険察知しにくい個所をつくらないように心掛けます。
②角張った部分をなくす、 ガラスの前に衝突防止の手摺を付けるなど、 徹 底した安全設計を行います。
③階段手摺など、落下防止は体格の大きい子どもや大人を基準にします。
2. 利用頻度を踏まえた
家具設計・選定
1)共用部の家具(椅子、 テーブル)など
メディアセンター、 ランチルームなど幅広い年代が使う家具は特に検討を 要します。 関係者間で協議し、 子どもたちが使いやすい高さ ・ 大きさ などを設定します。 体格の小さい子どもも利用するので、 足掛けタイプ の椅子を選定するなど。 種類を多くしすぎると、 配分の適否、 管理 煩雑などの問題があるので、 入念な現状調査とヒアリングを実施します。
<写 2-2.>弊社設計事例︓ 8m×8mの教室ではなく、 子ども の人数に応じた小教室とオープンス ペース(OS)の組合せ。 OS に 収納や掲示板を設置、 小教室 は学習空間に特化
<図 2-8.>年齢、体格差に配慮した具体例
<図 2-2.>教室構成 <図 2-3.>教科教室型の教室構成
<図 2-4.>異学年とのふれあいを促す昇降口・メディアセンター ( 図書室・PC室)イメージ
<図 2-5.>断面イメージ
<図 2-6.>地域開放エリア区分 <図 2-7.>災害時の利用にも配慮した配置計画
<図 2-1.>教室のまとまりと教室廻り
■
9年間 「母校の環境」に 関心を持ち続けるために
1. 太陽、大空、そして森
1)感性︓先人が日本庭園で試みた 「自然との接し方」 から学ぶ ①「遠景」 を象徴的に見せ、
自然の移ろいを感じやすく させる、 わが国特有の造 園手法を参考に、 クラス ルームからグラウンド越し の 「太陽・大空・森」 が、 より美しく見えるように。
2)知性と健康︓太陽の恵みを享受する
①「真南」 を向くクラスルーム。 クラスルームの日当たりそのものが理科教
材。 太陽の変化を日常的に観察可能。 壁面日時計などを考えるワー
クショップを提案(子どもたちのアイデアを引き出し、 設計に取り込み) ②南からの陽光、 渡る風にこだわります。 明るく、さわやかで健康的な教
育環境向上の基盤をつくります。
2. 設計・工事期間のワークショップで弾みをつける
( 提案)①身近な環境をフィールドワークし、②てつがく対話で話し合い、③気づ いた関心事を図書館で調べる 「地域創生ワークショップ」。 今回のプ ロジェクトはまさにその成果が大いに期待できます。 設計 ・ 工事期間を 通しての実践を提案します。
<写 1-1,.>
修学院離宮:造成 された池越しに「遠
景」を際立たせ、季
節ごとの情景を豊か
に感じ取る手法/桂
離宮:月見台を張り
出して岸辺の回遊路 を隠し、池と森のみ を象徴的に見せる
<参考︓右記録写真> K市図書館・児童センター
来年 3 月開館予定 ( 施工中)。 ①~④開館後の活動を試行し、
K市の将来を担う子どもたちの自 主性を引き出しつつ、 関係者間
の意識を高めるワークショップ。 小
中学生混成チーム 「てつがく探検 隊」記録 (4 回目は 11/5 予定)︓
見慣れた自然環境を、 本業務
予定 ・ 生態学者が解説。 気づ
いたことを皆で話し合い、 それぞれ 関心の高まったことを図書館で調 べる地域創生拠点づくりをめざすワ ークショップ /⑤⑥色への関心を 高めるコラージュ ・ ワークショップ。 建築の色彩計画の参考も兼ねて
■
敷地の特長を活かした「配置計画」
1. 合理的で明快な
敷地利用計画
1)校舎,屋内運動場、 グラウンドの有効な配置
①グラウンドを桂離宮月見台に見立た 感性を育む 「南向き」 校舎
②のびのびとしたグラウンドを南側にまとめます。 南外周部は 「緑陰の 散策路」、ふれあいや森の観察もできる案内板の設置も提案します。
2)北外周部に車両動線 ・ 駐車スペースを整備 ( 歩車分離)
①「アプローチ路」︓昇降口
前のロータリー、 スクールバ ス待機 ・ 駐車スペースを外 周路沿線に。
②建物周りの 「外周路」︓
給食搬出入 ・ メンテナンス。 新校舎および体育館建設時 の工事車両動線スペースとし ても利用。
2. 安心安全な
動線確保
・柔軟性のある
将来展望
1)新校舎と既存施設との 動線確保
( 工事中の明快な区分) ①工事車両出入口︓敷地出入
口が東面のみのため、 工事ゲー ト入口に警備員を常駐
②工事範囲︓工事期間中のエリ ア ・ 動線を明快に区分。
③児童 ・ 生徒動線︓( 既存校 舎または新校舎⇔既存体育館 等 ) を仮設渡り廊下で連結
④工事専用動線︓児童 ・ 生徒 動線との分離が大前提に
⑤工事期間の短縮︓外周路ス ペースの工事車両動線を利用 し、 新体育館建設時、 既存 体育館解体時に新校舎廻りの 外構工事が可能
<写 2-1.>弊社設計事例
(中学校)
3. 障害をもつ子どもに
やさしく、居心地の良い学校
1)小中学の普通教室と同じ 南向きに並列配置
他の子どもたちと同様に学習、 日常 生活が送れるように配慮します。 昇 降口やエレベーターに近い位置に。
2)教室内のつくり込み方を工夫
落ち着いた小教室とオープンスペース (OS)の組合せ ( 右参考事例)。
教師コーナー、 教室内トイレの設置 など、 この学校ならではの教室を検 討します。
4. 全ての子どもにやさしい
健康な学校
1)健康にやさしい建材を選ぶ
・ シックハウス症候群などに配慮した建設材料を選び、 なおかつ完成後に測定による安全確認を行います。 ・ カーペットなどのように埃が堆積しやすく、 アトピー性
皮膚炎などの子どもに好ましくない建材も避けます。 ・ 内装材は木を活かし、 体と心に優しく、 子どもたち